なぜ「セラミックの歯の価格革命」は起きたのか?

はじめまして。鹿沼市で歯科医院をしております岸野と申します。

歯科医院の名称は「岸野歯科医院」です。よろしくお願いいたします。

□院名       岸野歯科医院
□院長       岸野 昌彦
□住所       〒322-0522
           栃木県鹿沼市上奈良部町2-285
□電話番号     TEL: 0289-75-4460
□診療時間     9:00~13:00
            14:30~18:00
□休診日      木曜、日曜、祝日
□保険     各種保険取り扱い・急患随時受付中

さて、本題に入らせていただきますが、ズバリ、当医院の「メタルボンドクラウン」の価格は

5万円(税別)/1本

です。この費用の中には根の治療などの保険に関る費用や、歯の頭の大半がなくなってしまっている場合の、補強用の土台の費用(金属補強の場合5,000円/税別~グラスファイバーコア10,000円/税別)は含まれていません。

実は、今現在の当歯科医院のメタルボンドクラウンの価格は1本8万円(税別)です。もちろん、今回ご紹介させていただくものと全く同じものです。ではなぜ5万円にできるのか?
それは、「宇都宮の価格帯」のところでも触れました、「メタルボンドクラウンの価格差が非常に大きいこと」にも関連しています。

歯科において保険がきかない部分、すなわち「保険適用外」の治療項目はたくさんあり、この価格設定は歯科医院がそれぞれ独自に設定していいことになっています。我々はこの部分の治療項目のことを「自由診療」や、「自費診療」と呼びますが、自由に設定できる部分なだけに、その歯科医院のポリシーや理念、考え方が非常に明確に出てくるところでもあります。

ただ、問題となるのは、例えば 「高ければ安心で結果も良い」 「安ければ品質が若干落ち、結果もそこそこ」と患者さんが誤解されるといけないので、このあたりのカラクリも含めて少しお話させていただきます。


セラミックに限らず、「保険外」とよばれる治療項目は、各歯科医師にとってはまさに「腕の見せ所」という感覚があります。
保険による治療では妥協せざるを得ない内容があったとしても、こと「自由診療」においては自分の考え方をもとに 治療方法・治療材料・治療時間と期間・治療費用を自分の最良のパターンに設定できます。もちろん、それが患者さんに受け入れられないものであったならば絵に書いた餅になってしまいますので、その辺のバランス感覚も重要ではあります。

そして、もし、それらの項目だけで治療費が決まってくるのであればいいのですが、実際にはそれらの決定の際に、その歯科医院の 「経営」 という部分がかなり関係してきます。

例を挙げてみます。

  • 歯科医院の立地関係
  • 借入金の返済関係
  • スタッフの給料や設備の償却費
  • 技工士さんへの歯の製作にかかる外注費

これらを1つ1つ分解して見ましょう。

  • 歯科医院の立地・・・宇都宮の中心ほど地価やテナント料の影響を受けやすく、治療費の単価は高くなる傾向あり。ただし、放っておいても高い治療費を出してもいいという患者さんが集まりやすく、そのために治療費が低くならないということもある。そのため、若い歯科医師が市街地の中心で開業しようとする傾向がある。
  • 借入金の返済関係・・・大抵の歯科医院は、歯科医院を開院するために多くの借り入れを銀行などから受けますが、その返済額が多ければ当然自費の治療費を高く設定せざるを得ません。
  • スタッフの給料や設備の償却費・・・良質な医療をコンスタントに患者さんに提供し続けるために優秀なスタッフをたくさん抱えていることは必要なのですが、過剰な場合はその人件費の支払いのために保険では調整がつかない部分を自費治療でまかなうといったことも必要になってきます。これは、経営的には当然のことなのですが、その分、自費の治療費も割高になる傾向にあります。また、高価な最新鋭の設備を導入すればそれに見合った患者さんからの収入を確保することが必要になりますが、もし思ったようにその設備が患者さんに利用してもらえない場合、その導入した設備の償却費の分だけ全体の自費治療費が上がることになります。
  • 技工士さんへの歯の製作にかかる外注費・・・治療の結果にダイレクトに反映されるシビアな部分です。特に前歯などの審美に直接関係してくる製作物を作ってもらう場合、歯科医師の技量が半分、歯科技工士さんの技量が後の半分といっても過言ではありません。もちろん、安いに越したことはないのですが、一流の腕を持った技工士さんに外注するにはそれに見合った額の支払いが必要です。


といったように、単に「高い=良い・安い=期待できない」ではなく、値段の設定は非常に複雑なところから決まってくるもので、逆に 「高くても良くない」 「安くても非常に良い」と、逆転する事だってなんら不思議ではないのです。


[重要] なぜ「セラミックの歯の価格革命」は起きたのか?

ここは非常に重要ですので、ぜひじっくり読んでご理解いただきたい。

まず、当医院の開院は平成7年5月26日です。もう12年の月日が経っていますが、その開院前からのコンセプトは

「できるだけ安い費用で、最高の結果を、信頼して来てくださる患者さんにしっかり手渡す」

この一文に尽きます。

もちろん、「より安く」ばかりではいけませんので、「より良く、という中でのより安く」を考えました。

その考えから、歯科医院の立地も宇都宮からは少し離れた鹿沼の、しかもまだ農地であったところを安く借り入れて砂利を入れ固めたうえで、とにかくコスト高にならないように考え抜いて、見てくれはよくないが機能に勝る箱型の歯科医院を建てました。なぜなら、立地にこだわったり、建物や設備にお金を使ってしまうと、必ずそのしわ寄せは患者さんの負担増になっていくことがその当時から分かっていたからです。

そして、開院してから今日まで、平坦な道のりではなかったものの、大きな問題もなく、たくさんの患者さんたちに支えられ、ここまでやって来れました。本当に感謝しています。

そして、設備や建物は12年という歳月で少々傷んできてはいるものの、まだまだ「しっかりした治療をするには十分の性能」を持っています。

本題に入りますが、当院は数年前より小額のリースを除くとほぼ「無借金経営」を達成することができました。この状態を迎えた現在、何か行動をおこせないか考えていました。

そして、まずは一番患者さんからの需要がある「セラミックの前歯」を、少しでもそれが良質のまま安くなれば、躊躇されていた患者さんもしっかりした「美しい前歯」を手に入れられる可能性が高まる、そうだ、きっと多くの方に喜んでいただけるに違いない!しかも、それを実現できるのはきっと「無借金経営」ができている今しかない、と思い立ったその日から、このホームページの作成に着手しました。

(手作りのホームページのため、見てくれが悪いのはご容赦下さい。これもコスト削減の一環で、自分でできる範囲でやっています。)

ここで、誤解を受けるとつらいのでご説明させていただきたいのですが、多分


「安い安いって、結構最初の(8万円)っていうのも、いい値段じゃないの?ちょっと矛盾してない?」


というように感じた方もいらっしゃったと思います。

しかし、一般的な値段のこの(8万円)ではありますが、はっきり申し上げて宇都宮の15万円で入れたという患者さんのメタルボンドを見せていただいたときにも、「全然うちの方が上だな」と感じたほど、気持ちを入れて作っています。また、「これはすばらしい!完全に負けだ」というものを見せていただいたことはまだ1度たりともありません。

先ほども書きましたが、コンセプトは「より良く、という中でのより安く」であって、当院の8万円という価格はその結果から見れば「十分安い」と自信を持って言えます。

その自信のある「メタルボンドクラウン」を、「無借金経営」の力を借りて、さらに「3万円下げよう」という試みなのです。

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